日本に住む外国人にも、年金の加入義務があります。ただ、罰則がないため、年金に加入していない外国人の方が多いのも事実です。
ですが、年金に加入していると、メリットもあります。まず、永住者ビザ取得に有利になります。現時点では、年金加入については、永住者ビザの必須要件となっておりませんが、加入していること、加入している年数などを根拠書類とともに提出することで、審査官の心証はプラスに働くと思われます。
それから、年金に10年以上加入していると、将来（65歳以上になると）、日本の年金を受け取ることができます。この年金は、日本以外に住んでいても受け取ることができます。
もし、何らかの事情で、日本を離れることになった場合、これまで納めていた年金の一部が返金されるという制度があります。この制度は脱退一時金と呼ばれます。
脱退一時金については、日本年金機構の;ホームページに詳しく記載されていますが、要点だけ説明します。
対象者は、日本を離れてから（つまり在留カードを失効してから）、2年以内の外国人。脱退一時金請求の手続きは、それほど難しくありません。基本的には、パスポートのコピー（顔写真ページ、最後の日本出国スタンプのページ）、銀行通帳のコピー、ねんきん手帳となります。
永住者ビザ申請時に有利
一時脱退金について