最近、外国人の永住ビザ審査が厳しくなっています。特に、健康保険料(市区町村によっては健康保険税)の納付はほぼ必須条件となっています。しかも、直近3~5年の納付状況が審査されています。
何か根拠があるのかなと思って、調べてみたら、永住許可に関する法務省資料がありました。
全国の自治体から、法務省に寄せられた永住許可についての意見書です。これを見る限り、今後ますます永住許可は厳しくなりそうですね。現時点で永住の条件を満たしている方は、早めに永住申請したほうがよいかもしれませんね。
http://www.moj.go.jp/content/001270369.pdf
以下、抜粋です。
○ 住民税の納税状況以外に,他の「市税」(国民健康保険税,固定資産税,軽自動車税,都市計画税)の納税状況も含め,
審査を実施していただきたい。
○ 納税証明書の提出を求めない過年度分の税金は未納が多いことから,過年度分まで提出を求め,納税義務の履行を確認して
いただきたい。
○ 地方税法に基づく住民税・国民健康保険税は納付義務の時効停止を考慮し,4~5年程度の納税状況を確認していただきたい。
○ 永住者は将来も日本に居住することが見込まれるため,国民年金保険料の未納についても,将来の無年金者や生活保護受給
者の増加につながる問題であるため,市税の納付と合わせて注視していただきたい。
○ 永住許可を既に受けている者の社会保険料等納付状況の定期的な確認を実施していただきたい。
○ 滞納しているのであれば,永住許可の取消しなどの対応も必要ではないかと考える。
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